タオルミーナとギリシャ劇場

タオルミ-ナの美は昔から変わらず保たれ、その立地状態によって屋外のサロンのような町であります。レジデンス[ナーケー]からわずか30分離れたタオルミーナは標高200メートルの展望台であり、そこからはエトナ山がそびえ立つイオニア海の海岸の優美な景色を味わうことができます。年中賑わう国際レベルの観光地であり、かつてはドイツ皇帝ヴィルヘルム2世、文豪のゲーテ、モーパッサン、O. ワイルド、D. H. ローレンス、作曲家のブラームスドイツの画家ゲレンクイギリスやフランスの貴族などが訪れた町です。

映画監督ミケランジェロ・アントニオーニもタオルミーナに惹かれて1960年の作品「情事」の舞台にしました。

この町は近くのナクソスから来たギリシャ人によって創られました。当時の「タウロメニオン」の町は公共広場(アゴラ)や劇場などギリシャ殖民都市の特徴を有していました。いわゆる古代劇場(テアトロ・アンティーコ)は紀元前3世紀の建造物であり、その後ローマ人が円形劇場に改造しました。

劇場は山の傾斜を利用して造られ、海岸、海、スキソー湾とエトナ山を含む絶景に囲まれています。
歴史と美術に満ちるタオルミーナはギリシャ人、ローマ人、アラブ人、ビザンチン人に支配され、彼らのおかげで栄え、更にその後ノルマン人とスペイン人にも支配されました。

劇場の近くのアンティクアリウム(考古学博物館)、ローマ時代のナウマキエ、ローマ時代の小さい劇所オデオン、アラブ様式が残るコルヴァーヤ宮殿(現在市立図書館)、スペイン風の聖ステファノ公爵宮殿、ノルマン時代の塔バディア・ヴェッキアチャンポリ宮殿等、著名な歴史的建造物とモニュメントがあります。

タオルミーナは考古学、歴史、美術、自然の満ちた素晴らしい町です

イベント情報: http://www.taoarte.it/

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